2025年6月12日(木)は、メンバーさんたちと新宿のSONPO美術館へ行って参りました。

↑ 藤田嗣治 自画像(1960年)
藤田嗣治(1886‐1968)は、エコール・ド・パリを代表する日本人の画家です。
東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)に入学し、フランス帰りの黒田清輝に師事するも、当時は印象派が主流だったため成績は振るわず・・・
その後、父親の援助で単身パリに渡航。
パリでは、モディリアーニ、ピカソ、ゴッホといった画家たちと交流を深め、刺激を受けたということです。

藤田は、1922年パリで開催された代14回のサロン・ドードンヌに出品された「寝室の裸婦キキ」の陶器のような乳白色の肌で、一躍有名になりました。
その白い画材は、なんとベビーパウダーだったというのですから驚きですね^^
第二次大戦時は帰国して戦争画家として仕事を任された藤田ですが、戦後文化界にも戦争責任追及が強まりアメリカに渡米。
そして、その一年後に再びフランスへ。
1955年に日本国籍を捨てフランス国籍を取得し、1957年ノートルダム大聖堂でカトリックの洗礼を受け、レオナール・フジタとなりました(尊敬するレオナルド・ダ・ビンチにあやかったそう)。
年代ごとに画風がかわり、自身の絵を模索し続けていたことが分かる展覧会でしたが、現代の世の中でもファンがつめかけそうなほど新鮮で自由な作品ばかりでした!
実はこの展覧会は、メンバーさんのおひとりが提案してくださったのです。
チアフルは「大人の女性をひとりにしない」をモットーに、女性の心地よい居場所を皆さんたちと創るべく活動中。
ひとりだと実行しづらいけれど、みんなとだったらやってみたい!ということや、これからの私たちに必要な勉強会などを企画しています。
美術館で絵を堪能したあとは、近くのお店でお茶をしながら楽しい会話に花を咲かせて参りました。
ひとりで好きな時間を楽しむのも良いですが、みんなで一緒に過ごす時間もまた格別です。
ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。